ぷろせしなる

過眠症な学生の雑記

モディオダールを10日ほど服用した感想。

2週間が経った

モディオダールを処方されてから2週間が経ちました。印象に残っている日を中心に、備忘録を兼ねて感想を書いておきます。ちなみに長いです。
薬を飲むタイミングは朝食後。だいたい9時までに、遅い日でも11時くらいまでには服用しています。病院の先生が『最初の2週間は1日2錠を飲み続けて様子を見てください』と言っていたので、それを守っていました。
結論を先に書いておくと、この薬は私に合っているようで、いまのところ受診してよかったと思っています。

10月15日(月)

ナルコレプシーだと診断された日です。
月曜日は講義が午後からなので、それに間に合うように朝イチで病院に行きました。約1ヶ月前に検査入院をした病院に行きましたが、電車とバス(と、駅までの自転車)で片道2時間くらいかかるので、かなり早起きしました。とはいえ電車に乗るとすぐ寝てしまったので、体感時間は1時間程度でした。
先生から検査結果を聞き、モディオダールを2週間分処方されました。どうせなら早く試したかったので、帰り道、病院から駅に向かうバス車内で10時25分くらいに服用しました。薬を飲んだ興奮のせいかもしれませんが、帰り道はずっと起きていました。
眠気防止のためにここ半年くらいは昼ごはんをゼリー飲料なんかで軽く済ませていますが、せっかくなのでこの日は卵かけごはんを食べました。朝から(自分の基準で)パワフルに活動した疲れもあり、普段の自分だったら午後の講義でカフェイン飲料なしで起きていられるはずがありません。ところが、最後まで寝ずにいられたので、もしかすると効果があるかもしれないと感じました。また、先生には薬の副作用として頭痛や口渇が起きるかもしれないと伝えられていました。頭痛はありませんでしたが、その日はずっと口の中がめちゃくちゃに渇いていました。この口の渇きは2週間経った現在も感じますが、服用開始から数日でかなり和らぎました。

10月19日(金)

それから毎日、朝食後にモディオダールを2錠服用して生活しました。特別な努力をせずとも日中起きていられて、これが人生なのかと毎日感動していました。以前は、少なくとも朝と昼にコーヒーやカフェインの錠剤などを摂取しないと、晩の睡眠時間に関わらずいつでもどこでも寝られる状態でした。
この日は、大学の外部から講師を招いた講演会に出席しました。話はあまりおもしろくなかった自分が期待していた内容とは違っていたのですが、最後まできちんと起きて聞いていられました。文字にしてみると当たり前のことじゃないかと自分でも思うのですが、これまでは自分が興味をもって参加した講演会でさえカフェインを大量に摂ってやっと起きていられるくらいだったので、この日の出来事は自分にとって衝撃的でした。同時に、思い込みではなくモディオダールの効果があることを確信しました。

10月20日(土)

モディオダールを服用するようになってから初めて迎えた週末。毎日薬を飲み続けるのは良くないのかなと思っていたので、この日は薬を飲まずに過ごすつもりをしていました。前の日は22時くらいに寝て、朝は8時くらいに起きましたが、10時30分くらい(もちろん午前)の時点で、昨日寝たっけ?と思うくらいの眠気を感じました。つまり、モディオダールを飲み始める前と同じ状態です。
どうせならシャキッと起きてたくさん遊びたかったし、先生から薬を飲み続けて様子を見るよう言われていたことを思い出したので、11時くらいに2錠服用しました。

10月24日(水)

服用開始から10日目。私は早起きは好きで、普段は自分で決めた時間にすんなりと起きて活動を始めるタイプです。この日は珍しく起きるのに苦労し、昼過ぎにも軽い眠気を感じました。翌日になって気づいたのですが、どうやら寝不足気味だったようです。今までは晩にどれだけ寝ようが日中は常に眠いことに変わりなかったので、夜の睡眠時間はあまり意識していませんでした。寝不足が原因の日中の眠気を久々に自覚したので、これからは夜更かしを意識的に避けようと思いました。

10月26日(金)

最初に処方された薬は日曜日に飲みきってしまうので、それ以降の分をもらいに行きました。検査入院をした病院は隣の県にあるので片道2時間くらいかかりましたが、これからは市内の病院に行けばいいようで、少しは楽になりそうです。
先生と話したところ、飲む量を1錠に減らして様子を見てもいいかもしれないと言われました。また、いくら寝ても大丈夫な日は薬を飲まなくてもよいとのことでした。この日は、1ヶ月分としてモディオダールを2錠x30日の60錠処方されました。

10月27日(土)

2回目の週末。前日は21時30分くらいに床に就き、朝は8時30分くらいに起きたのにも関わらず、11時頃にはどうしようもない眠気がやってきました。この日は特別な用事はなかったので、昨日の先生の言葉を思い出して1錠に減らしてみました。結果として、16時くらいに薬の効果が切れるのを感じました。そこからの眠気はどうしようもなかったので、諦めて家でゴロゴロしていました。これまでの生活で特別大きな副作用を感じたこともないので、朝から晩まで元気に活動したい日は自分には2錠が適量だと感じました。

人生が始まったかもしれない

モディオダールを服用する時点で既に眠い場合は、飲んでから30分から1時間くらいでスッと眠気が薄くなるのを感じます。以降、日中は過眠症を発症する前と同じように過ごすことができています。私の場合は、バキバキに覚醒するというより『そういえば眠くない』といった感覚です。私は現在大学生ですが、特別な努力なしに日中起きていられるのは中学生の頃以来で、どことなく不思議な気持ちです。
だいたい服用から12時間後くらいに効果が切れるのを感じ、一気に強い眠気の波が来ます。これはイメージとしては徹夜明けと同じくらいの眠気*1で、モディオダールを飲み始めるまでは常時これに近いレベルの眠気を感じていました。私の場合は眠気対策にカフェインがそれなりに有効なので、以前はコーヒーやエスタロンモカなどを好きでもないのに毎日欠かさず飲んでいました。
今までの自分の眠気は異常だったのかと感じると同時に、過去5年くらいの自分はどうやって生き抜いてきたんだという疑問に包まれています。過眠症を発症した(と自覚している)時点から受診に至るまでの生活についても、近いうちに書こうと思っています。

*1:推定。私は徹夜できたことがないので…